交通事故に遭遇しケガをしてしまった場合はもちろん、たとえ無傷であったとしても、念のためにまずは整形外科に行きますよね。無傷の場合でもレントゲン写真を撮ってもらい、骨に異常がなければケガをしなかったということになりますが、中には交通事故の数日後から体の痛みや不調を訴える方がいらっしゃいます。

首まわりの痛みだけでなく、吐き気やめまい、耳鳴りなどの症状がある場合、おそらくはむちうちになったと考えられます。むちうちは放置するとさらなる悪化を招きます。慢性的な肩こりや腰痛がある人などは特に要注意です。ある日突然激痛などに襲われる可能性もあります。

むちうちの場合、整形外科だけでなく、もちろん整骨院でも治療することが出来ます。まずはどのような症状であったのかを事細かに聞きながら治療を考えてゆきます。主に手技による施術を行ってゆきます。また電気や超音波、干渉派などを使用して緊張し固くなってしまった筋肉をほぐしてゆきます。整骨院に通うことで徐々に痛みも軽減され、むちうちは解消してゆきます。

慢性的な肩こりに悩まされている方は少なくないでしょう。またゴルフなどのスポーツをする方は、四十肩や五十肩になりやすく、肩より上に腕が上がらないという方もいらっしゃいますよね。

そもそも肩こりとは中高年の女性に多い症状でした。しかし、最近では男性や若い方々の間でも肩こりに苦しんでいるそうです。でも、肩こりは軽視されがちです。アンメルツを塗ったり、湿布を貼ってみたり、たまに自分で肩を揉んだりするぐらいのケアぐらいしかしませんよね。でも慢性的な肩こりの方や症状がまったく改善されない方はできるだけ整骨院へ通いましょう。

肩こりの原因のほとんどはデスクワークなどの姿勢によるものです。常に、肩に力が入った状態を続けていると徐々に姿勢も悪くなってゆきます。姿勢が悪くなってゆけば血行も悪化し、ますます肩こりがひどくなるという悪循環に陥ってゆくのです。

施術はまずマッサージで筋肉をほぐし、電気機器を使い筋肉を柔らかくしながら、通常の筋肉に戻してゆきます。２か月ほど通えば改善効果が見られます。

地方の小さな町には整骨院や接骨院の数自体があまり多くありません。そのせいで、ひとつの整骨院に多くの患者が押し寄せるという事態も多くあるようです。整骨院はいつも満員で待ち時間は長いのに、マッサージはたったの５分なんてこともあり不満を口にする患者さんも少なくありません。

しかし例えばマッサージなどがあまり必要のない場合もあります。捻挫・打ち身などの場合は、マッサージなどよりもまずは電気をかけるなどの施術が主となります。また慢性的な腰痛には、毎日の念入りなマッサージはあまりオススメできません。その場合はできるだけ患部を温めるなどの処方をします。

整骨院や接骨院では、マッサージまでの待ち時間にベッドの上で横になりながら患部を温めるサービスを行っているところもあります。地方の整骨院は先生の人手不足により一人一人のマッサージに時間をかけるのができないこともありますが、その分、電気などの最新機器をしっかりと完備している場合が多いようです。

整骨院や接骨院の場合、今も昔も治療方法にはあまり変わりはありません。痛みの感じるところに電気をかけたり、温めたり、そして先生によるマッサージの施術を行います。捻挫や骨折などの怪我の場合は、定期的に通ううちにしっかりと完治しますが、慢性的な関節痛や腰痛、肩こりの場合はいつかは完治すると期待しない方がいいですね。

もちろん、整骨院や接骨院に行き、電気などをかけることで筋肉はほぐれます。その状態で施術してもらうことでしばらくはラクに生活できるようにはなります。しかし定期的に通院しないとすぐにまた痛み出してしまいます。これは長年の自分の姿勢や生活習慣によるものが原因だからです。

自分次第でいくらでも改善できる要素はあるのですが、長きにわたる自分のクセ、例えば左足にばかり重心をかける、足を組むなどの行為はなかなか簡単には改善できません。やはり整骨院や接骨院で定期的に筋肉の緊張をほぐし体をリセットし、体がゆがんだまま固まらないように気を付けることです。